コミュニティの核となるサードプレイスの見つけ方|デジタル時代のサードプレイス入門
なぜ今サードプレイスが必要なのか
みなさん、こんな生活してませんか?
朝起きて、会社に行って、疲れて帰ってきて、ご飯食べて、ちょっとスマホいじって、寝る。そしてまた次の日も同じことの繰り返し...。
実は、これってすごく問題なんです。なぜかというと、私たちの生活が「家」と「会社」だけになってしまっているからです。家に帰っても、仕事のことが頭から離れず、本当の意味でリラックスできる時間がなくなってしまっています。
昔の人は違いました。仕事が終わったら、近所の居酒屋に寄って、地域の人とおしゃべりしたり。休みの日は、お気に入りの喫茶店で、好きな本を読んだり。教会や寺院で、地域の人と交流したり。「家でもない」「職場でもない」、もうひとつの居場所があったんです。
そういう第三の居場所(サードプレイス)がないから、今の私たちは仕事に求めすぎたり(「職場が全て」みたいな感じに)、家庭に期待しすぎたり(「家族が全て解決してくれるはず」って)してしまいます。でも、そんなの無理ですよね。どんなに素晴らしい職場でも、どんなに居心地のいい家でも、人生に必要なものを全部満たすことはできません。
だからこそ、今の私たちに必要なのは、気軽に立ち寄れる場所、誰かと自然に会話できる場所、肩の力を抜いてただいられる場所、新しい出会いがある場所。そんな「第三の居場所」なんです。
サードプレイスを見つける3つの方法
1. 中核的環境を探す
中核的環境(活動拠点)とは、以下のような特徴を持つ場所です:
- コミュニティの様々な人(学生、会社員、主婦、お年寄りなど)が自然と集まってくる
- 地域のみんなが気軽に立ち寄れて、自然な交流が生まれる場所
- 地域の情報やコミュニティの出来事が自然と耳に入ってくる
- 周辺に郵便局やスーパー、病院などコミュニティの重要な施設がある
- 「特に用事がなくても」気軽に立ち寄れる雰囲気がある
- 長居しても心地よく過ごせる場所
つまり、意識的に「交流」を求めなくても、日常生活の中で自然とコミュニティとつながれる場所。そんな場所を見つけることが大切です。
2. きっかけマップを使って新しいサードプレイスを見つける
きっかけマップは、スマートフォンやタブレットで使えるアプリです。あなたの「お気に入りのサードプレイス」を見つけ、同じ空間を大切に思う人とつながることができます:
- 自分だけのお気に入りの場所を投稿できる(「この席からの景色が最高」「静かに作業できる隠れ家カフェ」など)
- その場所での素敵な体験を写真や言葉でシェア(「今日は窓際で読書」「夕暮れのテラス席で」といった日常の一コマも)
- 新しい場所に行ったとき、その場所にいる人に「今来たよ」って通知を送れる
- 場所で出会った人と相互レビューを送り合える(「一緒に過ごした時間が楽しかった」など)
- プライバシーに配慮(位置情報の常時追跡はしません)
- リアルな場所に行けないときは、バーチャルスペースであるGatherを使って、オンライン上の集まり場所で交流できる
きっかけマップがあれば、「ここにいていい場所」が、もっと見つかりやすくなる。そんな体験をお届けします。
さっそく使ってみる
iOSとAndroidのきっかけマップで、サードプレイスを探しましょう。今すぐアプリをダウンロードして、新しいつながりを探索しましょう
3. 伝統的なサードプレイスを訪れる
オルデンバーグの研究による、良質なサードプレイスの特徴:
- 中立的な場所であること
- 社会的な地位が関係ないこと
- 会話が主な活動であること
- アクセスが容易で制約が少ないこと
- 常連がいること
- 目立たない、控えめな外観であること
- 遊び心のある雰囲気があること
サードプレイスを見つけるコツ
1. アクセスの良さを重視する
オルデンバーグによると、「サードプレイスが生き残って役目を果たすには、それらの利用が容易でなければならず、サードプレイスを訪れるのが容易かどうかは、時間と場所の両方の問題である」とされています。
- 自宅や職場から徒歩圏内を探す
- 日常の動線上にある場所を意識する
- 予約や段取りが不要な場所を選ぶ
2. 雰囲気を確認する
「地味さ、とりわけサードプレイスの内部の地味さは、そこに集う人びとの虚飾を取り除く役目も果たす」という指摘のように:
- 飾り気のない、素朴な場所を探す
- 威圧的でない空間を選ぶ
- くつろげる雰囲気があるか確認する
3. 交流の可能性を見る
「サードプレイスの常連の九〇パーセントは、三百メートルも歩かずに行きつけのパブに着く」という研究結果があるように、近接性と共に:
- 常連客の様子を観察する
- スタッフの対応を確認する
- 会話が自然と生まれる環境かチェックする
現代における新しい可能性
きっかけマップならではの特徴
- カフェや図書館での勉強仲間探し
- コワーキングスペースでのビジネスネットワーキング
- 地域イベントでの新しい交流
- コンサートや展示会での同好の士との出会い
オンラインとオフラインの組み合わせ
- きっかけマップでの事前チェック
- 実際の訪問による雰囲気確認
- コミュニティとの緩やかなつながり形成
まとめ:人生を豊かにする3つの居場所
充実した毎日を送るために、私たちには3つの居場所が必要です。
1つ目は「家」。ほっと一息つける自分だけの空間。
2つ目は「職場」。自分の価値を発揮できて、収入も得られる場所。
そして、3つ目が「サードプレイス」。地域の人と気軽におしゃべりしたり、新しい出会いがあったり、ただぼんやりと過ごせる場所。
この3つのバランスが取れていると、生活がもっと楽しくなるんです。きっかけマップを使えば、あなたにぴったりの「サードプレイス」が、もっと簡単に見つかるはず。さぁ、新しい居場所探しの旅に出かけてみませんか?